[Intro]
(どんどこ どんどこ)
(どんどこ どんどこ)
[Verse 1 – Female Vocal]
先生、今日いないんだって。
え、なんで? 腕、痛めたんだって。まじか。
[Verse 1 – Male Vocal]
ずっと叩いてた先生の腕が。
ずっと叩いてたから、壊れた。
[Verse 2 – Male Vocal]
強く叩けばいいってもんじゃない。
先生、いつもそう言ってた癖に。
[Verse 2 – Female Vocal]
誰より多く叩いていたのは、 テーピング巻いた、あの腕だ。
[Pre-Chorus – Duet]
稽古場の扉に小さな貼り紙。
「先生、ちょっと留守にします」
[Chorus – Duet]
下拍子は止めない 止めたら曲が終わる
鳴らせ鳴らせ 向こう側が空いてても
先生が帰る場所を鳴らし続ける
ちょっと留守にします ちょっとだけだよ、
待ってるから
[Verse 3 – Male Vocal]
基礎打ち、もう一回。
手首じゃない、腕でもない。
[Verse 3 – Female Vocal]
膝と腹と、皮の跳ね返り。
痛くない音の出し方を、今更知る。
[Verse 4 – Female Vocal]
カッコつけて力んでいた。
音がデカいのを上手いと思っていた。
[Verse 4 – Male Vocal]
ほんとは軽く鳴らせば、楽に響く。
先生の、あの肩の落とし方。
[Pre-Chorus – Duet]
素振り百回、バチが軽い。
今ならちょっとわかる気がする。
[Chorus – Duet]
下拍子は止めない 止めたら曲が終わる
鳴らせ鳴らせ 向こう側が空いてても
先生が帰る場所を鳴らし続ける
ちょっと留守にします ちょっとだけだよ、
待ってるから
[Bridge – Female Vocal]
八丈太鼓は一人じゃ鳴らない。
向こう側に誰かが立って、
[Bridge – Male Vocal] 初めて曲になる。
いつも先生が立ってた場所。
[Bridge – Duet] 今日は私が立つ。
今日は俺が立つ。
下手でもいい、止めないから。
[Final Chorus – Duet]
下拍子は止めない
一打ずつ繋いでいく 鳴らせ鳴らせ
この皮が覚えてる 誰が叩いても同じ場所が鳴る
先生、ちょっと留守にします
ちょっとだけだよ 先生、早く戻ってきて
[Outro – Duet]
(どんどこ どんどこ)
先生、早く戻ってきて
(どんどこ どんどこ)

